作業日報

あなたが工場運営をしているのであれば、作業日報は大きな武器になります。

生産現場の日報活用方法

作業日報
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日報とは

工場には人や設備といった、様々なりソースがあります。

このリソースがどんな事をしたかという記録したものが作業日報と呼ばれているものになります。

現場で作業者がつける、作業日報は、経営者にとては財産です。ただ保管するだけではもったいないものです。

日報の役割

日報には必ず入れておく必要がある項目があります。

  • 作業日
  • 作業者名
  • 作業名
  • 作業時間
  • 作業数量(払い出し数量)

この辺りが一般的かと思いますけど、次のデーターが実は必要です。

  • 作業ロット番号と前工程の作業ロット番号(これはトレーサビリティーに必要)
  • 作業数量では受け入れ数量と払い出し数量(作業前と作業後の数量の管理)
  • 工程不良項目とその数量(工程内での仕損数の中身)

そして作業日報は、一 般的に作業者(人)のみとなっていますが、設備の日報なども実は必要です。

多分何でこんな処まで記録をしなければならないのかと思うかもしれませんが、これらはすべて経営判断には必要なデーターという事です。

経営判断に必要なデーター 

日報を集計すると様々な経営判断データーを抽出する事ができます。

  • 設備の稼働時間
  • 作業者の実質稼働時間
  • 商品毎の総作業時間
  • トレーサビリティー                       
  • トータルの直行率(歩留まり)
  • 材料の使用量

これらの情報を抽出する事ができ、製品毎の原価を計算する事が可能です。また、これらのデーターを利用する事で、正確な生産スケジュールをたてる事ができます。

まとめ

作業日報は、一般的にアナログのデーターとして紙面で管理をする事が多いですが、データーをデジタル化をして正しく集計をする事で、様々なデーターを抽出する事できます。そのデーターを利用する事で、様々な経営判断が出来る事を知っておいて下さい。

私が管理している時は、データーをPCにインプットして簡単なデーターベースを作って集計をしていたが、現在であれば、スマホやタブレットなどを利用する事で、ペーパーレス化を行う事で、データーの活用がやりやすくなるかと思います。

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第5回 もったいない作業日報