エキストラバージンココナッツオイル(extra virgin coconut oil)でダイエット。もともとは、海外セレブの間で流行していたのですが、日本でも、芸能人やモデルの間で最近流行っています。そんなココナッツオイルですがちょっと注意が必要な事が判ったんです。
ココナッツオイルはエキストラでないとダイエットには…
ココナッツオイルは、昔は入手が困難でしたが、最近は、イオン、イトーヨーカドーといった、スーパーマーケットでも手に入るようになりました。また、ネットショッピングでもAmazonプライムでも使えば、その日のうちに届けてもらえる。もちろん、イオン通販やイトーヨーカドー通販でも良いのですが、本当にダイエットや美容に良い、エキストラ バージン オイルを購入していますか?
そもそも ココナッツオイル(coconut oil)とは?
ココナッツは英語名であるが、日本では、ヤシの実が妥当と思いますが、ヤシの実は、なんと、3500種類もあるとの事であるが、日本では、パームヤシとココヤシが一般的です。
そんなココヤシの実である、ココナッツが未成熟な時には、液状の胚乳である、ココナッツジュースは現地では、おやつ代わりで飲まれるようなものでしょう。また完熟のココナッツの白い胚乳は、日本でも、お菓子などに使われています。この白い胚乳を乾燥させたものが、コプラと言うのですが、一般的には、そのコプラを水につけて、揉み出す事で抽出されるのが、ココナッツミルクです。
ココナッツミルクは、水と油そしてミルク分が入っています。そんなココナッツミルクから、油分のみを分離したのが、ココナッツオイル(ヤシ油)なのです。
エキストラ バージン ココナッツ オイルとは
実は販売されている、ココナッツオイルには、品質の差で3段階に分かれている事が判りました。RBDココナッツオイル、バージンココナッツオイル(virgin coconut oil)、エキストラバージンココナッツオイル
RBDココナッツオイル
一番一般的なココナッツオイルで、コプラから抽出されたものです。頭のRBDは、R:chemical refining(精製した)、B:bleaching(漂白した)、D:deodorization(消臭した)この3つの意味が入っているとの事で、コプラを作る時に、一部で腐敗してカビが生えることで、漂白をしたり、化学処理をしたりするので、このように呼ばれているとの事です。これらは、石鹸などの原料として使われています。
バージンココナッツオイル
バージンココナッツオイルは、本来、一度乾燥させて、コプラにする工程を飛ばして、生の胚乳から直接、ココナッツミルクを取り出して、そこからバージンココナッツオイルを抽出するのです。そのため、殺菌消毒等はいっさい行っていないものです。
エキストラバージンココナッツオイル
バージンココナッツオイルの中でも、香りと品質が良いもので、希少価値が高いもので海外でも、高価なものとして取り扱われています。
しかし、日本では、この表示に規制がありません。バージンココナッツオイルなのかエキストラバージンココナッツオイルなのか判らない状況です。香り等の品質に差はあるのかも知れないですが、栄養成分については、大きな差は無いのではと思います。
ココナッツオイルの栄養素
飽和脂肪酸 | ラウリン酸 | 49.16% |
ミスチリン酸 | 19.42% | |
バルチピン酸 | 9.12% | |
カプリル酸 | 6.09% | |
カプリン酸 | 5.85% | |
その他 | 2.3% | |
1価不飽和脂肪酸 | 6% | |
多価不飽和脂肪酸 | 2% | |
トランス脂肪酸 | 0% | |
コレステロール | 0% | |
ナトリウム | 0% | |
たんぱく質 | 0% |
ココナッツオイルの成分は、植物には珍しく、飽和脂肪酸が多く非常に栄養価が高いオイルです。ただし飽和脂肪酸に分類されていますが、その64~70%は、中鎖脂肪酸で出来ております。
中鎖脂肪酸は、体にためる事無く、素早く分解されて、エネルギーになりやすいもので、長鎖脂肪酸と比較すると体脂肪として、蓄積されないのです。また、腎臓病の食事療法に使われたり、高齢者の栄養補給に使われたりするような栄養素です。
ココナッツオイルは、トランス 脂肪酸 食品ではありませんし、コレステロールも入っていません
そんな中鎖脂肪酸を多く含む、ココナッツオイルは、ダイエット効果が期待できるのです。
ココウェル(cocowell)のエキストラココナッツオイル
ココナッツオイルの食べ方
ココナッツオイルには、トランス脂肪酸やコレステロールを含まない、中鎖脂肪酸は、蓄積しにくいものですが、やはり不飽和脂肪酸である、オメガ脂肪酸が含まれていません。そのため、食事の時に、オメガ脂肪酸も同時に取る事が理想的です。
飽和脂肪酸:オメガ脂肪酸9:オメガ脂肪酸6+3=3:4:3
この組み合わせで油脂を取る事が理想的です。
オメガ脂肪酸9の代表としては、熱で変質しにくいオリーブオイルがおすすめです。
また、オメガ脂肪酸3としては亜麻仁 油(アマニオイル)、えごま油(エゴマ オイル)なんかがおすすめです。ただ、えごま油と亜麻仁油は、熱に弱いためドレッシングのように火を通さないな使い方が理想です。
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えごま油 国産 | 亜麻仁油 |
ココナッツオイルの効果 効能
ケトン体となつて脂肪が燃焼?
ココナッツオイルは、中鎖脂肪酸が多く含まれている事で、脂肪が蓄積されにくい特徴があります。それによって、もともと蓄積されていた、脂肪が必要にせまられ燃焼する事でダイエット効果となります。
ただ、注意が必要なのが、ケトン体です。体内が、飢餓状態で、脂肪酸が燃焼すると肝臓で精製されるもので、確かに脳のエネルギーとなるものですが、通常血液検査で、ケトン体が見つかった場合、ブドウ糖の点滴など処置行うレベルのものです。また ケトン体が多くなると、ケトン臭(甘酸っぱい感じ)の体臭が出てしまいます。口臭、体臭、そして末期だと尿と臭いが広がっていきます。
これは糖尿病の人におこりやすく、体を動かさない、糖質抜きダイエットなどを行っても発生します。ダイエットすると発生する現象で、注意が必要な方法です。しかしこれは、ココナッツオイルのみを食べ続けた場合です。他の栄養素をきちんと食べれば問題ありません。
ココナッツオイルと生酵素で抗酸化力が増強
ココナッツオイルには、取り込むと肝臓でケトン体を発生させる機能がありますが、このケトン体は、実は抗酸化物質でもあります。抗酸化物質は、体の老化を防ぐ効果があり、肌のしみ、くすみなどを防ぐためアンチエイジング効果があると言えます。そしてココナッツオイルには抗酸化物質のビタミンEが含まれています。
一方で、ココナッツオイルは飽和脂肪酸の固まりのため、不飽和脂肪酸を多く含む野菜を多く取る必要があります。特に生酵素といわれる、非加熱の野菜には、多くの酵素が含まれております。生野菜にココナッツオイルをかけるようなものは栄養バランスも良いのです。ココナッツオイルと生酵素の組み合わせで、W抗酸化作用があります。
妊婦さんは、ココナッツオイルと葉酸でダブル効果
妊活、妊娠には、葉酸が非常に大事とよく言われていますが、実はココナッツオイルといっしょに取る事で、ダブル効果になるのです。
葉酸は、妊活中、妊娠中に多く摂取する事で胎児の奇形防止に役立つ栄養素で、食事からだと足りなくなってしまため、厚生労働省でも葉酸サプリのようなものをすすめています。⇒葉酸についてこちらを参照
実は、ココナッツオイルの主成分である、ラウリン酸は、母乳にも多く含まれている物質で、妊娠中にこの天然のラウリン酸を摂取する事で、栄養価の高い母乳を作る事が出来ると言われています。
ココナッツオイルは、植物性のオイルですので、腸内を滑らかにして、便も軟らかくする働きがあるため、便秘に効果があります。また、ココナッツオイルに含まれるラウリン酸は細胞を活性化する働きがあるため、腸の運動もやさしく活発にさせる事が出来ます。
そして、妊娠中にココナッツオイルをお腹に塗り込んでおくと、なんと妊娠線が残らないという話もあります。主成分のラウリン酸が真皮や皮下組織に浸透して、活発化させるため、皮下組織の亀裂が起こりにくいからです。
つまり、妊婦にとっては、葉酸とココナッツオイルは、足りない処を補ってくれる関係なのです。但しココナッツオイルは葉酸と違い取り過ぎは注意です。1日大さじスプーン1杯程度まてです。
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ベルタ葉酸 |
ココナッツオイルはアトピーにも効果的?
アトピーの原因のひとつとして、実は肌が乾燥しやすい事があります。それと紫外線による肌へのダメージです。それらによって活性酸素が活発となって、肌を悪化させるのです。
ココナッツオイルは肌を潤す機能がありますが、特質するのは、その成分で注目するのはラウリン酸、ビタミンE、α-リノレン酸などです。ココナッツオイルは、成分として抗酸化作用をもっており、肌の酸化を防止する他、塗っておくと紫外線を約20%もカットする力があります。
成分のビタミンEは、皮膚や体内の粘膜を保護する性質があるため、アトピー肌のかゆみを止める事で、かゆみで掻いてしまうという悪循環を防止する機能があります。
そのため、アトピーをココナッツオイルで抑える効果が期待できるのです。
ただ、ココナッツオイルにもアレルギーになる人がいますので、食べたときに口の周りに湿疹が出来たり、下痢になった場合には、取るのをやめましょう。
ココナッツオイルは、髪を美しくします。
エクトラバージンココナッツオイルに含まれる、ラウリン酸は、髪や肌に潤いをもたらせます。ココナッツオイルは、肌への浸透性も良いのですが、髪への浸透性も良いのです。
ココナッツオイルを髪に塗る事で、パサパサの髪を艶やかで滑らかな髪へとする事が出来ます。
また高い浸透力によって、肌や髪の栄養補給に役立つ他、成分としてビタミンEを含めた抗酸化作用をもっていますので、肌の老化などを防止する効果があります。
そして、ココナッツオイルを頭皮に塗って頭皮の抗酸化作用をすると、酸化によってこびり付いていた、古い角質や毛穴に詰まった皮脂などが浮き上がってきて、頭皮を美しくする効果も期待できるのです。
もちろん、髪や頭皮だけで無く、ココナッツオイルでボディーケアやマッサージに使うのも良い効果が期待できます。
ココナッツオイルのサプリ
ココナッツオイルは、体に良いのは判ったけど、エクストラバージンオイルをそのまま食べたり、飲んだりするのはちょっとという人のために、ココナッツオイルサプリがあります。
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ココナッツの栄養素を壊さないように、低温圧搾法を使って、抽出したココナッツオイルをそのまま飲みやすいソフトカプセルに仕上げました |
ヴァージンココナッツオイル サプリ |
エキストラバージンココナッツオイルにアボカドオイルを添加したW処方のサプリメントです。 | |
バージンココナッツオイル サプリ |
ココナッツ オイル で料理
ココナッツオイルは、そのまま飲んだり、マッサージに使ったり、サプリにしたりと色々ありますが、やっぱり、ココナッツオイルは料理に使ってもらう方がバランスも良いと思います。
クックパットにあったものをご紹介致します。
カロリー半分☆ココナッツオイルでおにぎり
ココナッツオイルご飯でおにぎりを作ってみました!めちゃ旨おにぎりです!RS効果でカロリーも半分!ダイエットにも最適です!
出典クックパッド
おいしそうですね、色々あるんで、調べてみましょう。
ココナッツオイルの価格、値段
ココナッツオイルは、品質によって異なりますが代表的なメーカーのをご紹介致します。
ココウエル エキストラバージンココナッツオイル
生のココナッツ果肉から最新の低温エクスペラー法で熱を加えず、ココナッツに含まれる酵素を大切に守りながら丁寧に抽出した食用オイル。水分を0.1%以下になるまで取り除いてから低温圧搾しているので、品質が非常に安定したオイルです。
360g 税込み4650円(100gあたり1292円) 高品質だけど、高価
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ココウエル エキストラバージンココナッツオイル |
ブラウンシュガーファースト エキストラバージンココナッツオイル
ブラウンシュガーファーストのエキストラバージンココナッツオイル
425g 税込み1695円(100g あたり 399円)
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ブラウンシュガー ココナッツオイル |
アリサン ココナッツオイル
アリサン ココナッツオイルは、風味や栄養が損なわれないコールドプレス(低温圧搾)で搾っています。180℃のスチーム処理でココナッツの香りを取り除いたタイプです。
300g 1080円(100gあたり360円) ちょっとお得かも、
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アリサン ココナッツオイル |
まとめ
ココナッツオイルは、色々と使い道が多いですね、成分の内容等を考えて有効に使ってみてはいかがでしょうか?
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