口臭は、コミュニケーションで他人から臭いと思われている第一位です。そんな口臭は口の中が汚い事が1番ではありますが、内臓の問題かもしれません。

口臭(bad breath)

口臭
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口臭とは

口臭は、ヤナセンファーマ社の調査によると、「上司のみだしなみで最も気になる事」の9割以上が実は口臭・体臭を1番に上げている事実があります。そのため口臭予防のために半年毎に歯科検診をする事で、防ぐ事が出来ます

口臭には、一般的に生理的口臭飲食物による口臭嗜好品による口臭病的な口臭入れ歯、義歯による口臭ストレスによる口臭心理的な口臭の計7つのタイプに分けられます。

生理的口臭

生理的な口臭とは、口腔内の唾液が減少する事で、細菌が繁殖して口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物(VSC)が大量に発生する事で、発生する口臭の事です。

起床時(起床時口臭)、空腹時(飢餓口臭)、緊張時(緊張時口臭)は特に口腔内が乾燥している事が多いため、口臭が多くなります。一方で、コップ一杯の水分を取ることで、唾液の量が増加する事で、繁殖していた細菌が減少する事で、大半の口臭がおさまるように、ちょっとの生活習慣を正す事で抑えられるものです。

また、人種や男女差、年齢差においても生理的な口臭は異なります。生活スタイルで抑える事が出来るのですが、根本的にゼロにする事は出来ない口臭となります。

そのため、身体のコンディションや生活スタイルによって口臭の強弱が発生しています。自分では気がつかない場合が多く、友人、知人、仕事の相手などと会話をした時などに、いつもとは限らないですが不快にさせてしまう場合があります。

生理的な口臭が強い場合は、常に水を含んで口腔内を乾燥しないようにしたりしましょう。一方で気にしすぎるとのも逆にストレスによって口臭を強くしてしまう場合があるので、神経質になりすぎも注意が必要です。

飲食物による口臭

「ラーメン大盛りにニンニク増し」なんて注文している人がいますが、食べると非常に活力が出て満足感が増しますがニンニク、ニラそしてネギなどには、アリインという成分が含まれています。

アリインは無臭なんですが、刻んだり、すり下ろす事で、分解酵素アリイナーゼと反応してアリシンと呼ばれる悪臭物質に変化します。このアリシンがニンニクなどのニオイの源となり飲食物による口臭の原因となっています。

アリシンは、タンパク質と結びつきやすい性質があるため、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどを食べる事で、口臭原因となるアリシンを洗い流してくれます。良く噛んで唾液を出すことで、口腔内から胃などの消化器官に押し流してくれるので、口臭は軽減します。

また、アリシンのニオイ消しとしては、カテキンが有効との事で、お茶、ウーロン茶、紅茶などが有効とされており以外にも青汁がニンニクのニオイ消しには有効との事です。

一方で、ニンニクを食べる事で、発生するアリル化合物やセレニウム化合物は、消化器官を通ってガスが腸から吸収されて肺に送られ口腔から排出するため、これも口臭の原因になります。

嗜好品による口臭

嗜好品の代表というと、酒とたばこです。飲酒の口臭の原因となるのがアルコールが分解して発生するアセトアルデヒドです。人はもともと肝臓にアセトアルデヒドの分解酵素を持っていますが個人差があり、悪酔いする人ほどこの分解酵素が少なく口臭も酷くなります。

またタバコの場合化学物質の複合体ではありますが、悪臭の原因物質として1番に上げられるのが、アセトアルデヒドです。

アセトアルデヒドは、肝臓にある酵素によって分解をしないと口臭防止には繋がりません。そのため肝臓な働きを良くするものの代表としてクルクミンです。クルクミンはウコンに含まれている主要物質で、肝臓の働きを強める事で、分解を促す効果が期待できるものです。但し肝臓の調子が悪いときには、クルクミンを取ると悪化しますので、注意が必要です。またウコンはカレーの独特の色に使用しているものですので、カレーライスを常時食べている事で、アセトアルデヒドの発生を普段から抑える事が出来るかもしれません。

また以外にもアセトアルデヒド由来の口臭を抑える食品としてニンニクなどのニオイを抑えるため、牛乳、チーズ、ヨーグルトを取る事が有効との事です。また、お茶、ウーロン茶などで洗い流す事も非常に有効です。

病的な口臭

口臭には、病気が原因となるものも数多く存在します。

鼻やのどの病気、呼吸器系の病気、消化器系の病気、糖尿病、肝臓疾患なが原因で口臭が発生する事が判っていますが、病的な口臭の99%が口腔内に原因があります。口腔内の病気としては、歯周病、虫歯、歯垢、歯石、舌苔(ぜったい)、唾液の減少、義歯(入れ歯)の掃除不足などが上げられます。

病的な口臭の場合、普段の歯の掃除などで防げなかった場合、歯医者や口腔外科などの診断を早めに受ける事が口臭予防が必要です。

病気の原因を治療することで口臭を減らしたり、治すことができますので早めの診断が大事です。

歯周病

歯周病は、初期では痛みも無く自覚も無い状態です。放置しておくことで、静かに進行する病気です。歯を磨いたときに出血したりします。特に悪化すると出血に膿が混じり口臭も酷くなってきます。

歯周病のニオイとしては、揮発性硫黄分である硫化水素(卵の腐ったニオイ)、メチルメルカプタン(タマネギの腐ったニオイ)が大量に発生します。特にメチルメルカプタンは、非常に強い悪臭ですので、周囲にいる人も不快にさせるものです。

虫歯

虫歯になると独特のニオイが発生します。歯垢が付着すると歯を磨いてもきれいに汚れが除去出来なくなります。そのため虫歯が出来てしまいます。虫歯になるとその部分に食べ物のカスが溜まりやすく、口臭の原因となります。

虫歯の進行とともに口臭が酷くなり、痛みを伴う状態ではさらにニオイがきつくなると言われています。

歯垢(しこう)

歯垢は、英語でプラークといい、歯の表面に食べかす等が付着、堆積すると、その部分に歯周菌などの細菌が繁殖して微生物の代謝物が生産され、堆積したもので長時間たつと歯石となっていきます。

歯石

歯垢が長時間経過する事で、代謝物として石灰分が堆積したものです。歯石が付くことで、歯周病が進行するため口臭は強くなっていきます。

舌苔(ぜったい)

舌苔とは下の部分に付着する苔状のものの事をいいます。口腔内の皮膚細胞が垢のように剥がれて舌の上に白く溜まった状態で細菌によって腐敗した状態です。実は口臭の原因の約6割がこの舌苔が原因と言われています。

舌苔は、食事をよく噛む事で、防ぐ事が出来るともので、高齢者などで流動食ばかり食べていると舌に汚れが溜まって舌苔が発生します。

歯磨きといっしょに舌もキレイにする事で、口臭を防ぐ事が出来ます。

唾液の減少

唾液が少なくなると、口腔内が乾燥して口臭の原因となる細菌が増加傾向になります。特に唾液は、口の中の粘膜を保護する働きや増殖した細菌を洗い流す作用があります。また唾液が少なくなる事で、むし歯や歯槽膿漏などになりやすくなる事で、口臭が強くなったりします。

口腔がん

口腔内に発生したがんで、舌がん、峡粘膜(きょうねんまく)がんになると、細胞が腐敗するので、口臭が強くなります。

鼻や喉の病気

蓄膿症(副鼻腔炎)、咽頭炎、喉頭炎などによって炎症が発生すると、その炎症によって、血液や膿などが口腔内に流れ込んできます。それによって口臭が発生します。

その他の病気

口臭の原因の大半は、口腔内に原因がありますが、消化器部分、内臓などが原因の場合があります。実は健康な人でも、肺からガスが100種類以上発生しています。しかし非常に低濃度なため通常であれば、口臭の原因にはなりません。

ただ、肝臓病などがある場合肺を伝わり、口臭の原因になる場合があります。また、逆流性食道炎(胃食道逆流症)などでも口臭がでる事があります。

また、自分で口臭が強いと思っていると、自身の鼻に病気がある場合もあります。またまれにですが、扁桃腺がまれに口臭の原因となっている場合もあります。

入れ歯、義歯による口臭

入れ歯や義歯は、特殊なプラスチックなどで出来ているため、ニオイがつきやすいものです。

義歯(入れ歯)のプラスチック部分は色やにおいを吸着しますので、毎日きれいに清掃し、消毒剤に浸しておくことをお勧めします。一度吸着した色や臭いはなかなか取れませんので日々のメンテナンスが重要です。

同様に、虫歯の治療跡など金属をかぶせた痕に穴が空いてしまったり、隙間ができてしまう事で、汚れが溜まりやすくなります。得に神経治療などをしていると痛みが無いため進行している事が多く、口臭の原因になっている場合があります。

ストレスによる口臭

ストレスを受けて、緊張すると唾液の量が少なくなる事で、菌が繁殖する事で、口臭が酷くなります。

心理的な口臭

口臭が実際臭く無いのに、口臭が強いと思い込んでいる状態です。

口臭の毒性

口臭の原因物質としては、硫化水素やメチルメルカプタンなどですが、濃度が濃くなる事で、毒ともなります。濃度が濃くなる事で、口腔内の細胞に作用してさらに悪化させる必要があります。

 

口臭の対策

歯磨き

1番シンプルな口臭予防方法は歯を磨きをする事です。食べかすなどは、腐敗する事で口臭予防に繋がります。

歯医者に定期的に通院する

半年に1回程度、歯医者に通院して、歯磨きなどで除去出来ない、歯垢や歯石などを取り除く事で、口臭の予防に繋がります。

よく噛む

食事をする時に、良く噛む事で、唾液がでる事で、口臭の原因となる舌苔や食べかすなどを除去する事が出来ます。

病気を治す

病気が原因の口臭対策については、原因としては少ないですが、胃炎、胃がん、逆流性胃炎、肝臓病、腸炎などは、口臭の原因となるもので、血管、肺を通して口臭の原因となりますので、治療する事で口臭対策になる場合があります。

一時的な口臭対策

口臭は、他人とのコミュニケーションには障害となるもので、香料や消臭剤などによってマスキング効果が得られます。

そのため、ニンニク、ニラなどニオイの強いものを食べたときや、には口腔内だけでは無く、身体の中から臭う事がありますので、スプレータイプ、マウスウォッシュ、ガム、フィルム、タブレットなどの口臭グッズを使用して口臭を予防をする事も出来ます。

5.まとめ

口臭の原因の大半は口腔内にありますが、原因が口の中だけにあるとは限りません。胃の病気や腸内環境の悪化により口臭を引き起こすこともありますが、これらの多くは日常生活の乱れからくるものなので、偏った食生活やストレスには注意しましょう。

一時的ににおい対策をしたい場合には、マスキングアイテムを使用することをおすすめします。