呼吸器系疾患は、口腔、気管、気管支、肺と呼吸器に発生する疾患で、軽度のものから、免疫力の低下によって発生し、重症化するものまで様々です。

呼吸器系疾患(Respiratory disease)

呼吸器系疾患
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呼吸器系疾患とは

呼吸器系疾患は、肺、気管支、気管に発生する疾患で、免疫力に影響する疾患で、次のような関連する疾患があります。

感染性呼吸器疾患

感染が原因となる呼吸器疾患で、風邪症候群、インフルエンザ、急性気管支炎、肺膿腫、肺結核、肺非結核性抗酸菌症、肺真菌症、肺寄生虫症、ウイルス性肺炎、サイトメガロウイルス肺炎、MERS、誤嚥性肺炎などがあり、風邪やインフルエンザ等軽度なものから、結核やウイルス性肺炎のように重症化する肺炎もあります。

風邪であれば、実際3~4日で自然に治癒しますが、咳や痰が続いたり、息切れするといった症状がみられた場合重症化しているとみられます。なかでも日本人の死亡原因の肺炎は第5位を占める病気です。

急性気管支炎なども咳や痰が3ヶ月以上つづき、その状態が2年以上継続するとく場合は、慢性気管支炎と呼ばれます。

気道閉塞性肺疾患

気管支や気管などの気道が閉塞する事で発生する呼吸器疾患で、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、びまん性汎細気管支炎があります。

アレルギー性肺疾患

食物や環境によるアレルギーが原因となる呼吸器疾患で、気管支ぜんそく、過敏性肺炎、好酸球肺炎、アレルギー性気管支肺アスペルギウス症、薬剤性肺炎、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症などがあります。喘息は、子供の7%程度が発病しているものですが、大人も3~4%程度もありしかも40歳以上に多いと言われているものです。

間質性肺疾患

主に肺胞部分に何らかの原因によって炎症が発生して、著しく機能が低下した呼吸器系疾患です。中には原因不明の突発性間質性肺炎、放射線治療が原因の放射線肺臓炎や様々なタイプがあり、その他サルコイドーシス、突発性器質化肺炎、膠原病肺などがあります。

腫瘍性肺疾患

腫瘍が原因で発生する呼吸疾患で、肺がん、転移性肺腫瘍、肺の良性腫瘍、縦隔腫瘍などがあります。特に肺がんは、日本人では男性で第一位、女性では第二位、総合で第一位の死亡率となっているものです。男女で差がでるのは、女性ホルモンのエストロゲンが影響していると考えられており、類似とされているイソフラボンも抑制効果があると言われています。また肺がんの原因とされている喫煙については、発がんリスクが4~5倍になるのは確かですが、排気ガスなどの環境影響の方がリスクが高いとするデーターがあります。

肺血管性病変

肺動脈や肺静脈などの肺血管の機能が低下しておこる病気で、肺血栓塞栓症、肺動脈性肺高血圧症、肺水腫などの疾患。

胸膜疾患

肺を覆っている胸膜部分に発生する疾患の総称で胸膜炎、膿胸、胸膜腫瘍、気泡などの疾患

呼吸不全

肺は、大気中から酸素を吸収して、炭酸ガスを体外に排出機能がありますが、その機能に不全が発生することで発生する疾患で、急性呼吸不全(ARDS)、慢性呼吸不全などがあります。

その他の呼吸不全

その他の呼吸疾患として気管支拡張症、職業性肺疾患、原発性肺胞低換気症候群、過換気症候群、睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)、リンパ脈管筋腫症、肺ランゲルハンス細胞スチオサイトーシス、肺移植などがあります。

呼吸器系疾患の原因

呼吸疾患の中で日本人の死亡率第4位の肺炎は、身体の抵抗力が低下する事で、原因としてウイルスや細菌によって感染しやすくなる疾患です。

ウイルスにより感染

また、原因の30%は肺炎球菌と言われていますが、インフルエンザ、マイコプラズマ、クラミジア、ストリプトコッカス、黄色ブドウ球菌があります。

加齢

加齢によって免疫力が低下する事で、ウイルスや細菌への感染しやすくなっています。また、加齢によって誤嚥(ごえん)が原因で、肺疾患につながる事があります。

生活習慣病

生活習慣病によって、呼吸器、心臓、腎臓などの免疫力が低下する事で、肺炎などの疾患にかかりやすなる。

糖尿病

糖尿病に診断された人の半数が治療されていないという事実があり、血糖値が高い事で、好中球(白血球)の機能が低下する事で、身体の免疫力が低下する事で、呼吸疾患につながります。また感染症に感染すると血糖値が上昇するというデーターもあります。

膠原病や慢性関節リウマチの治療

膠原病や慢性関節リウマチは、治療のために、ホルモン剤や免疫抑制剤を使用していますが、副作用によって免疫力が減少するため、ウイルスや細菌が感染しやすくなり、呼吸疾患に繋がります。

呼吸器系疾患の予防と対策

大豆食品を多く食べる

女性ホルモン(エストロゲン)と呼吸器系疾患について密接に関係があり、エストロゲンが多くあると、呼吸疾患のリスクが低減するとされています。それは、類似成分であるイソフラボンも同様で、呼吸器系疾患に対してイソフラボンの多く入っている大豆製品を食べる事は有効とされています。

睡眠をきちんと取る

以外に思うかもしれませんが、睡眠は非常に大事で、睡眠不足などの不規則な生活は、免疫力を低下させて、肺炎などの呼吸器系疾患につながります。

予防接種を必ず行う

肺炎球菌やインフルエンザなどは肺炎の原因となるものですので、肺炎にかからないように、予防接種をする事が呼吸器系疾患に対して効果的です。

禁煙をする。

タバコ煙は、気管、気管支、肺に直接影響のあるもので、タバコを吸い過ぎると線毛によって、細菌やウイルスの排出機能が低下するため、肺炎などの呼吸器系疾患にかかりやすくなります。特に慢性閉塞性肺疾患(COPD)については、禁煙をする事で、進行を抑える事ができると言われています。

誤嚥(ごえん)をしないようにする。

高齢者による誤嚥を防止するために必要なのは、

  • ゆっくりと食事をする。
  • 少量ずつ口にいれる。
  • 良い姿勢で食事をする。
  • 食べながらしゃべらない

などが重要です。

糖尿病の治療をする。

糖尿病によって血糖値が上昇するのを防ぐため糖尿病の治療をする。血糖値の上昇による免疫力の低下を防ぐことが非常に重要です。そのため糖尿病の治療をする事で、呼吸器系疾患を防ぐ事が大事になります。その他、心不全、腎不全、肝硬変なども同様に呼吸器系疾患につながる病気です。

便秘を治す

免疫細胞は、60~70%は腸にあるため、便秘をすると免疫細胞が低下する事から、便秘を治療する事で、免疫力が向上して、呼吸系疾患のリスクを低減する事が出来ます。

背骨の歪みによる神経伝達疾患を治す

病院などで原因が特定出来ないものの80~90%は、神経圧迫が原因とされています。神経圧迫の多くは背骨の歪みが原因とされ、歪みによって、脳から各臓器への指令が伝わらない事で各臓器の機能不全になります。そのため背骨の歪みを取る事で、疾患が改善します。

そのため背骨の歪みを取り除く事で、成人病循環障害呼吸系疾患慢性疲労神経衰弱便秘膀胱炎尿失禁腰痛筋肉痛ストレス不安感不眠症胃潰瘍吐き気、飲み過ぎ、胃酸過多、下痢、心臓病、動脈硬化、高血圧、心不全、肺疾患、免疫力低下、鼻炎、蓄膿症、炎症、風邪、疲労感、腸炎、過敏性大腸症候群、消化障害、集中力低下、学習障害、うつ(鬱)病、睡眠障害、物忘れ、内臓気力損傷、肝機能弱化、胸がすっきりしない、肥満、糖尿病、腹部肥満、肝脂肪、心血管障害などの疾患の治療が可能と言われています。

脊椎セラピーと呼ばれる方法で、改善した人のレビューはこちらから

まとめ

呼吸器系疾患は、風邪やインフルエンザなどによって肺炎などの呼吸器系疾患になる場合がありますので、免疫力を強化する事が、呼吸器系疾患の治療や予防につながります。

参考資料

呼吸器の病気(日本呼吸器学会)

呼吸器系の病気についてのコラムまとめ(オムロン)

【呼吸器の病気】 肺の生活習慣病といわれる「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」

慢性呼吸器疾患の疾患一覧

肺静脈閉塞症(平成24年度)