吐き気は、軽度であれば自律神経の乱れ等が原因となるが、重度な疾患がかくれている場合があります。

吐き気(Nausea)

吐き気
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吐き気とは

吐き気は一般的に嘔吐しそうな不快感がある現象です。めまいや不快感や食欲不振などを感じる場合があり、場合によって嘔吐に繋がります。

そして嘔吐は胃の強い収縮によって胃の内容物を食道に押し出されて口から出る現象になります。また激しい嘔吐となると、胃の内容物が1メートル以上も飛ばすような噴出性嘔吐がおこる場合もあります。

吐き気は個人差があり、軽度なものであれば、睡眠など休憩をする事で緩和するが、長期間吐き気がおさまらないものは重篤な病気が関係している可能性があります。

また、女性は更年期などによってエストロゲンの減少になる事で自律神経の乱れが発生して、交感神経が常に優位になってしまう事で、胃腸の不調や吐き気が起こります。胃腸の不調を治すためには、副交感神経を優位にする必要がありますが、休憩したり、様々なリラクゼーションを試すことでストレス軽減して吐き気等がおさまる場合があります。

吐き気の原因

暴飲暴食

吐き気の原因として1番多いのが、食べ過ぎや飲み過ぎである。暴飲暴食をする事で胃や腸に負担がかかり、胃痛や胸焼けとともに吐き気に襲われる事があります。

またアルコールを多く摂取すると肝臓ではアルコールはアルコール脱水素酵素(ADH)によって分解されるとアセトアルデヒドが発生します。アセトアルデヒドは毒性の強いもので、通常肝臓にあるアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)によって直ぐに分解して酢酸に変化する事で無毒化されますが、日本人の44%はこのアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)が少ない事で、アセトアルデヒドが蓄積されてしまう事で吐き気や二日酔いにつながります。嘔吐するのも解毒作用の一貫です。

ストレス

ストレスによって、脳にある吐き気や嘔吐の指令を出す特定の部分を刺激する事で、自律神経が乱れて胃腸疾患のひとつとして、吐き気や嘔吐が発生する場合があります。

乗り物酔い

自動車、バス、電車などに乗っていると、その振動や上下左右の揺れ、急加速急停車などによって、内耳器官にある三半規管がダメージをうける事で吐き気、嘔吐、めまい、頭痛などが発生します。

三半規管はもともと平衡感覚をつかさどる器官で、内部にリンパ液がありそれが動く事で、自分の状態を把握する事で平衡感覚を維持してます。そのため乗り物を降りても、揺れているような感覚になるのは、このリンパ液が安定しない事で発生します。

食中毒

腐敗した食品や毒性のある食品を食べることで、吐き気や嘔吐が発生します。これは身体の免疫反応のひとつで、毒素を体外に排出しようとする一種の解毒作用で、化学薬品などでも発生します。食品や薬品によっては嘔吐によって食道を傷つけるものもあるため吐かせない方が良いものもあります。

妊娠

妊婦の約50~80%が経験するつわりは、妊娠初期に空腹時に胸のむかつきや吐き気に襲われて、吐くものが少ない嘔吐に苦しみ、約6~8週間継続しておさまるとされている。

原因としては、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)というホルモンと呼ばれる、赤ちゃんを育てるためのホルモン原因説、赤ちゃんを異物として判断するアレルギー説、妊娠によるホルミンバランスが崩れる事での自律神経失調症説、妊娠というストレスによって発生する説などがありますが、つわりの発生がホルモンが排出期間と合致する事で、ホルモン説が有望とされています。

喫煙

タバコには、アセトアルデヒドなど複数の有害物質が含まれています。これらの有害物質は少量であれば自然に解毒されてしまいますが、大量に蓄積されると毒物扱いされる事で吐き気や嘔吐が発生します。

悪臭

たばこの煙、ペットの臭い、下水の臭い、腐った魚の臭い、硫黄の臭いなどによって吐き気や嘔吐が発生する場合がある。非常に濃度は希薄ですので、臭いを感知しない閾値以下でも吐き気や嘔吐につながる場合もあります。

薬の副作用

抗がん剤、モルヒネなどの医療用麻薬、心不全の治療薬として使用するジキタリス、気管支拡張剤のテオフィリン、増血作用を促す鉄剤などは使いすぎると吐き気や嘔吐を引き起こすものです。

吐き気を伴う病気

急性胃炎

暴飲暴食、ストレス、ウイルス、ピロリ菌、食中毒、アレルギーなどによって、胃の粘膜がただれて、みぞおちあたりがキリキリと痛む現象で、胃痛の他に吐き気や下痢を伴う場合があります。

軽度であれば、胃痛、吐き気、下痢程度ですみますが重症化すると吐血、下血を伴う事があるもので、通常は安静にして、消化の良いものを食べていれば2~3日で回復をするものです。

ただ、ピロリ菌などが原因の場合は、胃潰瘍などに発展してしまう場合があります。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃潰瘍や十二指腸潰瘍は、ピロリ菌や非ステロイド系鎮痛薬など、ストレスなが原因でおこるもので、胃酸や消化酵素によって、胃や腸の壁面を溶解してしまい穴が空くことで痛みを伴うもので、胃潰瘍の場合は、食中や食後にみぞおち周辺が痛みがおこるもので、一方で十二指腸潰瘍は早朝や空腹時に痛みを伴うもので、一般的に吐き気や食欲不振を伴うものです。

腹膜炎

腹膜炎は、内臓を包んでいる腹膜に細菌が感染して起きる疾患で、胃や腸などが潰瘍等により穴が空くことで、内臓内の細菌が腹膜に漏れて腹膜炎をおこし、腸閉塞、部分壊死などが発生します。その時には、発熱、吐き気、嘔吐、呼吸障害などが発生し、病院などで適切な治療を行わないと死に至る疾患です。

盲腸炎(虫垂炎)

盲腸は小腸と大腸のつなぎ部分の盲端に存在している期間で、セルロースを消化分解する役割がある器官で、人間はほとんど退化しているとされています。

みぞおちから始まり、おへそ、右下腹部と圧痛が移動する特長があり、吐き気、嘔吐、発熱を伴い、放置すると重篤な腹膜炎をおこす危険性のある疾患です。原因としては暴飲暴食、過労などで10~30代におこりやすいとされています。

腸閉塞

腸閉塞は、腫瘍や腸のねじれなどによって、腸がつまる事で、便やガスがそこから先に運ばれなくなる事で、腸内にガスや便が溜まり、腹痛、吐き気、嘔吐などが発生する疾患です。

開腹手術などを行うと、細菌が入り込み腸閉塞になりやすいとされています。

肝炎

肝炎は、ウイルスに感染する事で、急性肝炎になる事で、黄疸、発熱、全身倦怠感などの他に吐き気や嘔吐などの症状が発生します。脂肪分の多い食事やアルコールの大量摂取などで発生すると言われています。

胆石症

胆石症は、一般的に胆汁が固まって胆嚢に石ができる疾患で強い腹痛の他に、吐き気や嘔吐を伴うものです。肝炎と同様に脂肪分の多い食事やアルコールの大量摂取で発生します。

膵炎

膵炎は、タンパク質分解酵素によって膵臓自身を攻撃する事で、発生する膵炎も腹痛の他に、吐き気や嘔吐を伴うものです。肝炎などと同様に、脂肪分の多い食事やアルコールの大量摂取する事で発生します。

メニエール病

メニエール病は、内耳にある内リンパ嚢にあるリンパ液の量が増加する事で発生する疾患で、自分の周囲がぐるぐる回るめまいや難聴が発生して、吐き気や嘔吐が発生して、過労やストレスが引き金になる場合があり、放置すると難聴や耳鳴りが進行します。

突発性難聴

突発性難聴は、ウイルス感染や内耳部分の血流障害、過労、ストレスなどが原因とされているもので、突然片方の耳に強い耳鳴りや難聴が発生して、ぐるぐると回転するような感覚に陥るもので、吐き気や嘔吐をともなう疾患です。

自律神経失調症

自律神経失調症は、精神的なストレスや過労、食生活などによって自律神経が乱れ、心や身体に不調が発生した疾患です。同時にうつ病、不安症不眠症などの原因ともなり、吐き気、全身の倦怠感、頭痛、肩こり、手足のしびれ、不整脈、めまいなども発生します。

脳出血

脳出血は、脳内の細い動脈が破れる疾患で、激しい頭痛や吐き気、手足のマヒ、片マヒなどの症状があらわれます。

脳腫瘍

脳腫瘍は、脳出血と同様に頭痛や吐き気が起き、腫瘍ができた場所によって視力障害、言語障害などさまざまな症状があらわれます。

くも膜下出血

くも膜下出血は、くも膜下の内側の動脈が破裂して出血する疾患で、突然の頭痛と吐き気、嘔吐や意識消失などが伴い危険な状態に陥るものです。

緑内障

緑内障は、眼圧が上昇して視野が狭くなり、視力が低下する疾患です。放置すると失明に至る事もある疾患で、目の激痛、頭痛、吐き気、嘔吐などを伴う疾患で、光の周りに虹がかかったように現象が発生した場合は、48時間以内に治療しないと失明の危険があるものです。

吐き気の予防

暴飲暴食を避ける

胃腸に負担をかけないように、暴飲暴食を避け、刺激物や脂っこい食事そしてアルコールを控え、消化に良いものを食べる事で胃腸への負担を最小限にする事で吐き気を抑える事が出来ます。

ストレスを溜めない

ストレス吐き気の要因として比較的大きい要因で、お風呂にゆっくりつかる、好きな音楽を聴く、アロマテラピーをするなどしてリラクゼーションする事で予防も可能です。

乗り物酔いを防ぐ

乗り物酔いによる吐き気を防ぐためには、睡眠を十分に取って、体調を整える事が大事です。また乗り物に乗ったときは揺れが少ない前方に座ったり、遠くの景色を見たり、窓を開けて新鮮な空気にあたると酔いにくくなります。また酔い止めなどは乗り物に乗る1時間前に飲むと良いでしょう。

吐き気に繋がらないように食品は選ぶ

暴飲暴食以外にも食物が腐敗していたりした場合吐き気に繋がるものです。そのため食中毒が6~9月頃の時期は、食中毒などにかかりやすいですので、調理器具などの整備や食品の鮮度そして、生水などには注意をしましょう。特に海外にいった時には、特に水には注意が必要です。

吐き気の対策

安静にする。

吐き気が出たときは、安静にして寝るのが大事です。衣服をゆるめて、横になって静かに寝てください。まためまいを伴う場合があるため、最新の注意をしましょう。

市販の薬を買って飲む

食べ過ぎ飲み過ぎ、ストレスなどが原因で発生する胃痛や吐き気がある場合は、神経性胃炎などに効果がある胃腸薬などを飲む事をオススメします。最近のドラッグストアーでは症状毎に選べるため購入しやすいでしょう。

病院に行く

めまいや耳鳴りを伴う、吐き気がある場合は、早めに耳鼻科医への受診をオススメします。また、吐き気が続く場合は、腹膜炎、腸閉塞などの重篤な病気である可能性が高いため、救急車などで緊急搬送した方が良いです。

背骨の歪みによる神経伝達疾患を治す

病院などで原因が特定出来ないものの80~90%は、神経圧迫が原因とされています。神経圧迫の多くは背骨の歪みが原因とされ、歪みによって、脳から各臓器への指令が伝わらない事で各臓器の機能不全になります。そのため背骨の歪みを取る事で、疾患が改善します。

そのため背骨の歪みを取り除く事で、成人病循環障害呼吸系疾患慢性疲労神経衰弱便秘膀胱炎尿失禁腰痛筋肉痛ストレス不安感不眠症胃潰瘍吐き気、飲み過ぎ、胃酸過多、下痢、心臓病、動脈硬化、高血圧、心不全、肺疾患、免疫力低下、鼻炎、蓄膿症、炎症、風邪、疲労感、腸炎、過敏性大腸症候群、消化障害、集中力低下、学習障害、うつ(鬱)病、睡眠障害、物忘れ、内臓気力損傷、肝機能弱化、胸がすっきりしない、肥満、糖尿病、腹部肥満、肝脂肪、心血管障害などの疾患の治療が可能と言われています。

脊椎セラピーと呼ばれる方法で、改善した人のレビューはこちらから

参考資料

吐き気(タケダ健康サイト)

吐き気(更年期ラボ)

吐き気にはいろいろな原因があります。

吐き気を感じたら試して見ましょう。

成人の吐き気と嘔吐