腰痛は、国民病と言われるほど罹患者の多い疾患。病院で75%が原因が特定出来ないですが、重症化した大病の危険を知らせる合図にもなる疾患

腰痛(Low back pain)

腰痛
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腰痛とは

腰痛(low back pain)は、腰に痛みや炎症を感じる時に使用する言葉で、厚生労働省の平成29年国民生活基礎調査によると自覚症状のある疾患のうち腰痛は、男性は1位、女性は2位となっています。

椎間板ヘルニアや脊椎すべり症、骨折、感染症、がん、変性疾患のように、レントゲン、MRI、CTなどで、診断が特定可能な特異的腰痛は、約15%程度で、残りの85%は、原因が特定されていない非特異的腰痛とされています。

特異的腰痛

急性腰痛症(ぎっくり症)は、筋肉痛や腰部捻挫といわれているものです。

腹部椎間板症

レントゲンでは写らず、MRIで確認が出来るもので、長時間立っているとつらい腰痛疾患です。

椎間板ヘルニア

レントゲンでは確認できず、MRIなどで確認できるもので、椎間板部分が、変形して突出した状態のもので、痛みや痺れそしてまれに排泄障害が発生する腰痛疾患です。ただ最近は、椎間板ヘルニアは痛みの原因では無いとされるデーターもあります。

腰部脊柱管狭窄症

レントゲンで確認が出来ず、MRIで特定ができる腰痛疾患で、脊椎、脊柱管の変形によって椎間板の突出が発生しているもので、痛み、痺れ、麻痺、まれに間欠跛行がおこり、起床時にも痛みがあり、排泄障害も発生する腰痛疾患です。

変形性脊椎症

椎骨間隙が狭小化して、痛みや痺れが発生する腰痛疾患

骨粗しょう症

骨の密度が下がる疾患で、加齢や閉経後の女性に多いとされる疾患です。

腰椎圧迫骨折

骨粗しょう症によって、骨密度が低下しているときに、骨折がおこることで、くさび型に変形する疾患です。

腫瘍

腫瘍が起因した腰痛で、重症化すると四肢麻痺などになるもので安静時も痛みを伴う疾患です。

非特異的腰痛

感染性脊椎炎

発熱を伴う腰痛で、腰椎の蕀突起(きょくとっき)がとびだしたようになり、その部分を叩くと痛みを伴う疾患で、加齢、免疫低下、糖尿病などが原因とされています。

心因性腰椎

神経症、心身症、うつ病などが起因しておこる腰痛です。腰痛患者の実に38%が心理学的な障害が認められました。そのため腰痛の治療では無く、神経症や心身症の治療をする事が効果的な疾患です。

緊張性腰痛

緊張性腰椎は、過度のストレスがかかることで、筋肉が緊張して引き起こされる腰痛です。身体にストレスがかかると、交感神経が優位になりすぎてしまう事で、筋肉のバランスが崩れて腰部に負担が多くなってしまう状態です。

腰痛の原因

特異的腰痛の原因

神経圧迫による痛み

骨が歪む事で、神経が圧迫して痛みやしびれを発生させる。

身体のバランス

筋力が衰えることで身体のバランスが崩れ痛みが出る

その他内臓の病気

その他腰痛の原因として腹部大動脈瘤、大動脈解離、腎梗塞、急性膵炎、馬尾症候群、化膿性脊椎炎、結核性脊椎炎、硬膜外膿腫、椎間板炎、脊椎感染症、多発性骨髄炎、悪性腫瘍、がん、尿管結石、腎盂腎炎、後腹膜炎、急性胃炎、胃十二指腸潰瘍、急性膵炎、帯状疱疹などがあります。

非特異的腰痛の原因

精神的要因

精神的な要因は、職場への不満、不安、ストレス、抑うつなどが原因で外部的には原因不明となる腰痛ですので、メンタル系の治療が必要になります。

肥満

太りすぎによって、腰部に負担をかけてしまう腰痛です。

妊娠後期

妊娠後期に腰痛になりますが、出産によって軽減する疾患です。

年齢

年齢が35~55歳には、腰痛が多くなります。

職業病

重量物の運搬、介護職、運転手などの職業に係わる腰痛

運動不足

運動不足によって腹部周囲の筋肉が落ちる事で腰痛になります。

腰痛の予防と対策

自然治癒

腰痛の40~60%は、最大6週間程度で、治療の有無にかかわらず、治癒してしまうと言われています。特に安静にしている事で、痛みが軽減する場合は、安静にしているのも治療のひとつです。

ただ逆に痛みが日々強くなる場合はや体操によって痛みが増す場合は、重度の障害の可能性があるため、病院での診察が必要です。

入浴をする

意外と思う人が多いですが、お風呂に入って、温める事で、筋肉の緊張をほぐす事で、痛みをとる事が出来ます。ただ希に、自律神経の異常が発生している場合や炎症が起こっている場合は逆に悪くなるため冷やす必要があります。

アイシングをする。

一般的には、暖める方が良いのですが、職業的な腰痛やスポーツなどで傷めた場合は、炎症を冷やす事が必要です。

マッサージ

マッサージも腰痛の場合効果的な場合もあります。ただ、骨や神経が原因の場合は、悪化する恐れがあるため、注意をする必要があります。

腹筋を鍛える

腰痛の原因のひとつに、腹部の筋力不足があり、腹筋を鍛える事で、腰痛を抑えられる場合があります。ただ、別にハードに行う必要も無く、1日10回程度の軽めの腹筋を行う事で十分との事です。

ダイエットをする。

肥満は、腹部が大きくなる事で、背骨、腰骨に圧力がかかることで、腰痛になるため、骨への圧力を下げるため、ダイエットも効果的です。

ベッドや布団を見直す。

柔らかいベッドや硬いベッドで寝ている場合、腰に負担がかかりやすいと言われています。腰に負担がかからないのは立っている状態の同じ形で寝て、腰、お尻、背中にかかる荷重を均一にする事が良いとされています。そのため身体にあった布団を選ぶ必要があります。

ペインクリニックなどで診断する。

整形外科などで、検査しても原因不明の場合は、交感神経の興奮など、身体の炎症とは別の部分に問題がある可能性があるため、疼痛治療を専門としたペインクリニックなどを受診する事も効果的です。アセトアミノフェン、神経障害性疼痛治療薬、抗うつ薬、オピオイド、抗てんかん薬、血管拡張薬、筋緊張弛緩薬、抗不整脈薬、ステロイド、ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液などの薬の服用が効果的とされていますが、疼痛治療の場合保険が聞かないものもありますので、医師と相談して使用する必要があります。

神経ブロック療法

首の付け根、のどのあたりにある「星状神経節」や腰にある硬膜外腔に麻酔薬を注射して交感神経を静める事や痛みのトリガー部分を局所麻酔などで、麻痺させる事で、交感神経の興奮を抑え痛みを取る方法です。

ただ、麻薬を使用する事もあり、頻度を多くする事は出来ない。

背骨の歪みによる神経伝達疾患を治す

病院などで原因が特定出来ないものの80~90%は、神経圧迫が原因とされています。神経圧迫の多くは背骨の歪みが原因とされ、歪みによって、脳から各臓器への指令が伝わらない事で各臓器の機能不全になります。そのため背骨の歪みを取る事で、疾患が改善します。

そのため背骨の歪みを取り除く事で、成人病循環障害呼吸系疾患慢性疲労神経衰弱便秘膀胱炎尿失禁腰痛筋肉痛ストレス不安感不眠症胃潰瘍吐き気、飲み過ぎ、胃酸過多、下痢、心臓病、動脈硬化、高血圧、心不全、肺疾患、免疫力低下、鼻炎、蓄膿症、炎症、風邪、疲労感、腸炎、過敏性大腸症候群、消化障害、集中力低下、学習障害、うつ(鬱)病、睡眠障害、物忘れ、内臓気力損傷、肝機能弱化、胸がすっきりしない、肥満、糖尿病、腹部肥満、肝脂肪、心血管障害などの疾患の治療が可能と言われています。

脊椎セラピーと呼ばれる方法で、改善した人のレビューはこちらから

参考資料

腰痛の原因は骨ではなく筋肉だった!腰痛のメカニズムを詳しく解説

その腰痛、もしかして病気が原因かも・・・!?

腰痛(教えて!先生!腰痛の専門医による安心アドバイス)

腰痛症(疼痛.jp)