慢性疲労は、食事、運動不足、ハードワーク、など多岐にわたる原因で軽度な時は回復も早いですが、慢性疾患になると治療が困難な疾患です。

慢性疲労(Chronic fatigue)

慢性疲労
高解像度の写真素材なら【写真AC】

慢性疲労とは

慢性疲労(Chronic fatigue)は、正式には慢性疲労症候群(chronic fatigue syndrome)と呼ばれ、原因不明の強度の疲労が長期間(だいたい6ヶ月以上)に継続する病気です。

  • 体が何となくだるい
  • いくら寝ても疲れが取れない
  • 1日休んだくらいでは全然ダメ
  • 朝から、ついため息がでてしまう
  • ストレスをうまく発散する事ができない
  • 疲労感がどんどん募り夕方にはぐったり

こんな症状が出た場合、慢性疲労を疑う必要があります。また、厚生労働省の調査によると日本人の3人に1人が慢性疲労を訴えるという報告があります。

慢性疲労症候群の他に類似したものに、ウイルス感染後疲労症候群(post-viral fatigue syndrome)、筋痛性脳脊髄炎(myalgic encephalomyelitis)などと呼ぶ場合があり頭文字からCFS、ME、PVFSと呼ばれています。ただ区別がつきにくい事から、慢性疲労免疫不全症候群(chronic fatigue and immune dysfunction syndrome)略称CFSという呼称をアメリカでは利用しています。

慢性疲労によって、日常生活が著しく阻害される事で、微熱、咽頭炎、頸部あるいはリンパ節の腫脹、原因不明の筋力低下、思考力の低下、関節障害、睡眠障害などが発生する。

日本では、人口の0.3%の38万人がCFS(慢性疲労症候群)とされています。認知度の低さから適切な診断を受けない場合があり、うつ病、神経症、更年期症候群、自律神経失調症などと誤診される場合があります。また、20~50代に発症するケースが多く罹患者の6~7割は女性で、アレルギー疾患併発しているCFS(慢性疲労症候群)患者が多い

CFS(慢性疲労症候群)の患者では、疲労のシグナルが定期的に続く症状で、単に疲労が蓄積された慢性疲労とは同一と思われますが、疲労が蓄積した慢性疲労は回復しますが、CFS(慢性疲労症候群)は、治癒率が低いとされています。

慢性疲労では、次のような現象が発生します。

疲労感

身体と精神両方に疲労感が生じる疾患で、運動や精神活動によって疲労感が増す一方で、休息や睡眠による回復がなかなか出来ない。疲労の程度は個人差がありますが、なんとか働けるがレベルから寝たきりになる場合もあります。

CDC(米国疾病対策センター)の調査によると、多発性硬化症(MS)、後天性免疫不全症候群、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、最終段階の腎不全、慢性閉塞性肺疾患等の病気と匹敵すると報告されています。

痛み

筋肉痛や関節痛(発赤や腫れがなく、移動性)、頭痛、リンパ節の痛み、喉の腫れ、腹痛、顎関節症、顔面筋疼痛症候群

知的活動障害

健忘、混乱、思考力の低下、記憶力の低下

過敏症

羞明、音への過敏、化学物質や食べ物への過敏。アレルギー症状の悪化。

体温調節失調

悪寒や逆に暑く感じることがある、微熱

睡眠障害

睡眠により疲れがとれない、不眠、過眠、はっきりした夢を見やすい。

精神障害

感情が変わりやすい、不安、抑鬱、興奮、錯乱、むずむず脚症候群

中枢神経障害

アルコール不耐性、筋肉の痙攣、筋力低下、振戦、耳鳴り、視力の変化

全身症状

口内炎、朝のこわばり、頻尿、体重の変化、動悸、甲状腺の炎症、寝汗、息切れ、低血糖の発作、不整脈、過敏性腸症候群、月経前症候群、発疹

慢性疲労の原因

慢性疲労は、血液検査や全身の検査を受けても原因が見つからないもので、精神疾患もあたらない場合に考えられる疾患です。但し、神経系、免疫系、内分泌系などを詳細に検査すると異常が発見される場合があります。また双極性障害、精神病性うつ病を除く気分障害、不安障害、身体表現性障害、繊維筋痛症は慢性疲労の併存疾患としない。

慢性疲労は、まず食事、睡眠、適度な運動が重要です。

食事

食生活で、お酒、甘味料、コーヒーなどばかり取ると、栄養が偏るため、栄養を作り出すビタミンB1、B2、疲労回復に必要なカルシウム、運動能力が低下する鉄分が少ない可能性があります。

睡眠

睡眠不足によって、肉体的な疲労が

適度な運動

運動不足は、疲労が溜まる原因となりますので注意が必要です。

慢性疲労の予防と対策

慢性疲労は、アメリカ疾病予防センター(CDC)によると、完治は非常に希(まれ)と言われ5~10%程度と言われていますが、治療によりある程度改善すると言われています。また慢性疲労は、痛みや発熱と並んで、生体の危険を表す3大アラームのひとつと言われています。つまり身体に急速をとるように脳が警告するシグナルです。

食事の改善

食生活は、慢性疲労の重要なファクターです。タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などバランスよく栄養素を摂取する事が大事です。また1日の活動エネルギーを生み出す朝食は取る事は大事です。疲労回復に良い栄養素の一部を参考にします。

ビタミンB1

栄養として取った糖質からエネルギーに変えるのに必要な栄養素です。豚ヒレ肉、生ハム、豚もも肉、ボンレスハム、焼き豚、焼きたらこなどに多く含まれています。

ビタミンB2

ビタミンB2は、タンパク質、脂質、糖質の代謝に必要な栄養素です。不足する事で、食事をエネルギーと出来ない事で、疲労物質が蓄積されやすくなります。牛、豚、鶏のレバー、そして鶏、豚、牛のハツに多く含まれています。

カルシウム

カルシウムには、精神的な疲労やイライラ神経伝達に必要な栄養素です。桜エビ、プロセスチーズ、しらす干し、いかなご、あゆなどに多く含まれています。

鉄分

運動能力に関係する栄養素で赤血球の材料になる成分です。牛、鳥のレバー、パセリ、ハマグリ、豆味噌、卵の卵黄などに多く含まれています。

睡眠

疲れたに休む事が重要です。オーバーワークなどは疲労を蓄積されやすいため、身体にガタが来ます。手遅れになる前に、休憩をきちんとするようにしましょう。睡眠は、精神的疲労、肉体的疲労両方に効果があります。

適度な運動をする。

一般的に運動をする事は、有意義な事が大事です。運動といっても強度の強い運動は避け、息の上がらないレベルの軽い運動をする事で、脳内物質のセロトニンが分泌して精神疲労を軽減すると言われています。軽いジョグ、水泳などが効果的です。

便秘の解消

便秘症の場合、老廃物が、お腹に溜まっていると、腸壁から腐敗物が吸収されてしまい、人によって疲労の原因に繋がります。

アロマテラピー

肉体的な疲労よりも精神的な疲労の改善に効果的なのが、アロマテラピーなどです。疲労回復に良い香りとしては、ラベンダー、ティーツリー、ローマンカモミール、サンダルウッドなどが良いとされています。

背骨の歪みによる神経伝達疾患を治す

病院などで原因が特定出来ないものの80~90%は、神経圧迫が原因とされています。神経圧迫の多くは背骨の歪みが原因とされ、歪みによって、脳から各臓器への指令が伝わらない事で各臓器の機能不全になります。そのため背骨の歪みを取る事で、疾患が改善します。

そのため背骨の歪みを取り除く事で、成人病循環障害呼吸系疾患慢性疲労神経衰弱便秘膀胱炎尿失禁腰痛筋肉痛ストレス不安感不眠症胃潰瘍吐き気、飲み過ぎ、胃酸過多、下痢、心臓病、動脈硬化、高血圧、心不全、肺疾患、免疫力低下、鼻炎、蓄膿症、炎症、風邪、疲労感、腸炎、過敏性大腸症候群、消化障害、集中力低下、学習障害、うつ(鬱)病、睡眠障害、物忘れ、内臓気力損傷、肝機能弱化、胸がすっきりしない、肥満、糖尿病、腹部肥満、肝脂肪、心血管障害などの疾患の治療が可能と言われています。

脊椎セラピーと呼ばれる方法で、改善した人のレビューはこちらから

まとめ

疲労回復は、軽度のうちは、食事、休養、適度な運動が効果的ですが、重度になると休養しても回復が困難になります。早めの治療が必要となります。場合によっては脳に炎症がある場合もあるためまずは精密検査をしてみましょう。

参考資料

慢性疲労症候群の治療 (CFS)(医療法人 再生未来)

「慢性疲労を放置しない」(T-PEC)

慢性疲労(なごみ整体院)

慢性疲労症候群(まつやく)

慢性疲労症候群