成人病(生活習慣病)は、普段の食生活、飲酒、運動、睡眠といったものから影響して体のバランスを崩すことで発生する疾患の総称です。最近は食生活の変化によって低年齢化が問題となっている。

成人病(chronic diseases in the middle and the aged)

成人病
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成人病とは

成人病(chronic diseases in the middle and the aged またはadult disease)は、第二次世界大戦以降の1956年頃から厚生省(現在の厚生労働省)の「成人病予防対策連絡協議会」が使い始めた造語で医学用語ではありませんがそれが定着したものです。成人病は、40歳前後から60歳代の働き盛り世代に発生率の高い病気・疾患(がん(悪性新生物)、心臓病(心疾患)、脳卒中(脳血管疾患))の総称です。

第二次世界大戦以前は、肺炎・結核などの感染症由来の疾病が当時43%とほとんどであったが、公衆衛生の改善やサルファ剤や抗生物質の出現によって、これらが大幅に減少した事と生活環境が一変して発生した疾患です。1951年当時までは全結核が死因の第1位であったがここで、成人病(死因の47%)に置き換わった時期でもあります。

1971年当時WHO世界保健機関が糖尿病を重要疾患として認定した事で、公衆衛生活動として日本でも糖尿病を成人病に加え、がん、脳卒中、心臓病の3大疾病に次ぐ疾病として成人病の一部として呼ばれるようになりました。

現在、成人病の代表的なものとしては、がん(悪性新生物)、脳卒中(脳血管障害、脳溢血(のういっけつ))、心臓病(心筋梗塞(しんきんこうそく)、心疾患)、糖尿病(痛風など)、動脈硬化、高血圧、肺気腫、白内障、前立腺肥大、変形関節炎などの主に非感染性の慢性疾患を指す言葉で、近年は、低年齢化が深刻化しており、食生活、運動、飲酒、喫煙などの生活習慣が発病に大きく影響していると考えられる事から、1997に厚生労働省は、公衆衛生審議会(現:厚生科学審議会)の提言により従来の成人病の事を生活習慣病と改めました。

成人病は、成人から高齢者層にかけて増大傾向のある疾患で、特にがん(癌)、心臓病、脳血管障害は死因の第1位から3位を締めています。

成人病の原因

成人病(生活習慣病)は、加齢や遺伝だけが疾病の原因では無く、普段の食習慣や運動習慣、休養、喫煙、飲酒などが原因とされています。

また成人病(生活習慣病)の大きな問題は、初期症状がほとんど無い事で、気がついた時には病気がかなり進行しているといった事が大きくあるため、治療よりも成人病(生活習慣病)にならないための予防が大事とされています。

特に、食生活として、高カロリー、高脂肪、高塩分の食事の摂取や野菜不足といったものが大きく影響を及ぼしています。特にファストフードなどはこれらに当て嵌まるものが多いため食べ過ぎに注意が強うです。

成人病の予防と対策

成人病と食事

バランスの良い食品を取る

成人病(生活習慣病)に大事なのは、バランスの良い食事をする事です。タンパク質、ビタミン、ミネラルといった栄養素を十分に取り、毎日の食事で主食、主菜、副菜、汁物などなるべく多品目の食事をする事で、バランスの良い食品が取れるようになります。

腹八分目にする。

バランスの良い食事といっても、食べ過ぎには注意が必要です。食べ過ぎは肥満の原因となり、肥満は糖尿病、動脈硬化、心臓病の原因となるものです。

食塩の取り過ぎに注意、薄味を心掛ける

食塩の取り過ぎは、高血圧の原因となるもので、それが脳卒中、胃がんなどの原因に繋がりかねません。注意が必要です。

動物性脂肪を取り過ぎない

動物性脂肪は栄養素として重要ですが、取り過ぎは禁物です。取り過ぎによって、肥満、動脈硬化、心臓病、大腸がん、乳がんなどの原因になると言われています。同じ油脂類であれば、いわし、あじ、鯖などの青魚やオリーブオイル、エゴマなどの植物油を多く取る様にしましょう。

ビタミン類を十二分に取る

ビタミンは類は多くの野菜などから取る事が出来ます。特に色の濃い野菜をバリエーションよく食べるとバランスが良いとされています。体の調子を整えるために1日に350~400g必要とされています。そして果物も多く取りましょう。搾ったものでは無く果肉毎食べるのが良いとされています。またこれらの食事をする事が、がん予防に効果的と言われています。

食物繊維を多く取る

食物繊維には、腸内で食事のカスなどから発生する発がん物質を体外に排出する必要不可欠な機能があります。特に日本人は、欧米人と比較して、腸が長いため食物繊維が欧米人と比較して多く必要です。

また、食物繊維は、食べた食事の糖質の吸収をゆっくりとして、血糖値の上昇を緩やかにしたり、脂肪の吸収を抑えたりする事で、コレステロールの上昇を抑える働きがあると言われています。食物繊維の入っている食事としては、野菜、海藻類、こんにゃく、果物、きのこ類(厳密には食物繊維ではありませんが同様の機能があるとされています。)、いも類です。しかし、ご飯、パン、麺類などの糖質を食べないと言うことではありません。一定量は食べた方が良いとされています。

カルシウムをしっかり取る

カルシウムは、必要ミネラルのひとつですが、日本人は、WHOの基準の3分の1程度しか摂取していません。萬年カルシウム不足となっています。これは日本が火山国である事から、カルシウムなどのミネラル類が土壌にも少ない事が起因している事が大きいです。

カルシウム不足は、老化現象のひとつとされてきたように、高齢者の背中や腰が曲がるなどの原因となる骨粗しょう症を誘発するひとつとされています。そのため、普段から、カルシウムの多い牛乳、海藻、豆腐、緑黄色野菜を取る事が良いです。カルシウムは吸収率が低く平均すると30%以下とされていますが、牛乳などは、乳糖の営業でカルシウム吸収率が50%と他の食品よりも高く、取りやすい食品です。ただ、日本人は、乳糖を分解出来ない人が70%もいると言われており、昔かせ食べていた、しらすや小エビといった骨やからごと食べる海産物や海藻類の方がカルシウム摂取では日本人の体に合っているのではとの話も出ています。

糖質の取り過ぎ注意!

糖質は、おいしい物が多いですが、血糖値の急な上昇が糖尿病などに繋がりやすいので、非常に注意が必要です。特に清涼飲料水、菓子類などは注意が必要です。また、ラーメン、うどん、パンといった加工食品は、栄養として取り込みやすい事もあり肥満や糖尿病の原因となるものです。取り過ぎに注意が必要です。

1日3食規則正しく食べる事が大事です。

食事は、朝、昼、晩と規則正しく食べる事が重要です。特に朝は、体が飢餓状態となっているため、体温も上がりにくい状態となるため、代謝が悪くなり肥満の原因になったりします。

外食は1日1回以下に

外食での所持は、好きなものやおいしいものに偏りがちになりやすいです。特にファストフードと呼ばれるものやジャンクフードは栄養が偏りやすい傾向があります。そのため外食はせめて1日1回以下として、外食で取れなかった栄養素を家庭の夕食などで取れるようにしましょう。

これらすべてに共通していますが、食事はゆっくりとよく噛んで食べるということが食べる事が大事です。

成人病と運動

適度な運動は成人病の予防や治療に効果的です。しかし、規定等はありません。自分にあった適度な全身運動が効果的とされています。

そう軽い運動を毎日継続的につづける事が大事です。ウォーキングや水泳のような適度に汗が出るものが良いとされています。

逆に無酸素運動のような器械体操などハードなトレーニング系の運動については、ストレスが溜まりやすいため運動療法としては不向きです。

また運動での改善には時間がかかりますので、半年から1年かけてじっくりと行う事が大事です。そして心臓などに疾患があれ運動を控えている人は医師に相談して始める事をオススメいたします。

成人病と休養

成人病は、仕事で活躍する活動的な期間に発生しやすい事もあり、寝不足や睡眠障害も原因のひとつとされています。

特に睡眠障害は、4人に1人が抱えている問題として、生活習慣病のリスクを上げる原因ともなるものです。よくあるものとして、肥満による睡眠時無呼吸症候群などは典型的な例で、肥満によって寝ている時に気道が詰まり無呼吸となる事で、酸素不足となり体の疲労が取れない事もあり、高血圧や糖尿病、脳卒中、虚血性心疾患、歯周疾患などに繋がります。また睡眠不足は、うつ病のリスクも発生します。その場合早めの病院での治療が必要かもしれません。

そのため睡眠による休養は重要な要素と言えます。睡眠は、個人差はありますが、6~8時間が適当と言われています。また加齢とともに睡眠時間が短くはなりますが、最低でも6時間程度は休む事が必要とされています。

特に睡眠の質を良くするためには、寝る前に入浴をして体をリラックスして、緊張を取る事や体のリンパの流れを良くする事が重要です。そして寝る時間も午後10時から午前2時の関係も睡眠のゴールデンタイムですので、寝る時間をこの時間を含める事が重要とされています。

また、適度な休憩も大事ですので、自分がリラックス出来る空間を作るのも良い事ですね。そして、先ほどの章で説明したように軽い運動は、睡眠の質の向上に繋がります。

成人病と喫煙

喫煙は、成人病への影響が高いと言われています。タバコには4000種類の化学物質、200種類の有害物質、60種類の発がん物質が含まれています。特にニコチンには血管収縮作用があり、血管が縮む事で、血圧が上昇して血流が低下します。そのため血液が詰まり易くなり心筋梗塞や脳梗塞のリスクが増大します。

また喫煙は糖尿病に影響するインスリン抵抗性をもっていますので、喫煙によって血糖値が下がりにくいという事が判っています。また、メタボリックシンドロームに関係のあるアディポネクチンが喫煙によって減少する事が判っているため、下がる事で、糖や脂質代謝に影響を及ぼすことのため、メタボ対策としても、禁煙は有効とされています。

成人病と飲酒

飲酒は適量であれば、それほど大きな問題はありません、ただ適量と言うと、日本酒で1合、ビールなら大瓶1本程度とされています。酒飲みにとては物足りない量かと思います。

飲酒が原因となる、健康障害としては、肝疾患、がん、中枢神経系の病気が上げられます。その他、膵炎、脂質異常、高尿酸血症、高血圧症などもあります。

そのため過度の飲酒は成人病(生活習慣病)にも繋がるため注意が必要です。

背骨の歪みによる神経伝達疾患を治す

病院などで原因が特定出来ないものの80~90%は、神経圧迫が原因とされています。神経圧迫の多くは背骨の歪みが原因とされ、歪みによって、脳から各臓器への指令が伝わらない事で各臓器の機能不全になります。そのため背骨の歪みを取る事で、疾患が改善します。

そのため背骨の歪みを取り除く事で、成人病循環障害呼吸系疾患慢性疲労神経衰弱便秘膀胱炎尿失禁腰痛筋肉痛ストレス不安感不眠症胃潰瘍吐き気、飲み過ぎ、胃酸過多、下痢、心臓病、動脈硬化、高血圧、心不全、肺疾患、免疫力低下、鼻炎、蓄膿症、炎症、風邪、疲労感、腸炎、過敏性大腸症候群、消化障害、集中力低下、学習障害、うつ(鬱)病、睡眠障害、物忘れ、内臓気力損傷、肝機能弱化、胸がすっきりしない、肥満、糖尿病、腹部肥満、肝脂肪、心血管障害などの疾患の治療が可能と言われています。

脊椎セラピーと呼ばれる方法で、改善した人のレビューはこちらから

まとめ

成人病(生活習慣病)は、生活の中での食事、飲酒、睡眠、運動などに影響しておこります。また成人病は、初期レベルでは症状が現れない事が多いため、普段からの予防が1番効果的です。

参考資料

成人病(コトバンク)

成人病 – 日本医師会

成人病と生活習慣病

成人病の予防

忍び寄る影!あなたは大丈夫ですか?「生活習慣病」|すこやかネット 

生活習慣病の予防と食事 – 公益社団法人 千葉県栄養士会

生活習慣病予防のための休養のすすめ – 日本生活習慣病予防協会

生活習慣病を改善するための運動療法とはどんなものですか

喫煙と生活習慣病との関わり合い – 日本生活習慣病予防協会