酸素 が健康に良いとされていた、時代がありました。
一部では、病気を早くなおすと言われてきましたが、水素の抗酸化力を聞いたときが
出たときに、体を急激に酸化させている事が判りました。
今回は、それらの理由をかはましたので、参考にしてください。
酸素は健康に影響して、体を錆させる。
酸素を用いた健康法推奨する頁が多いが、米FDAでは警告
内容の意味不明な例
意味不明の眉唾的なものをいくつか挙げます。商品広告ですが、少し遠慮して「わざわざ酸素を補給しなければならないような人というのは肺の病気など健康体ではない人だそうですが、健康な人も酸素を少し多めに取ることは悪いことではない」と述べています。前半部分は確かに事実であり、正しい内容ですが、後半を強調するニュアンスでインチキ広告によくあるやり方です。
また、「酸素バー」に関連するブログ記事を集めたサイトもあり、そこには、「アロマテラピー効果がある酸素バーを体験」、「濃縮酸素を吸引すると短時間で血液が浄化されます」、「酸素をお金で買うのってバカバカしいケド……血液サラサラ、ダイエット」、「現代人は、とかく酸素不足におちいりがち」などの内容の記述があります。
インターネットのメールには、女性の名前を騙った勧誘メールの類がよく入りますが、前記の記事はそれと似た印象です。もしかすると、全部同じ人が書いていたりして。
「酸素の水」という無茶な話
ある頁には「吸って頭がスッキリ」、「疲れを癒す『酸素』」というタイトルの有名新聞社による記事が掲載されています。
「お店で酸素を吸う『酸素バー』が人気だったり、家庭で楽しめる携帯型酸素吸入器がヒット商品になるなど、『酸素』に注目が集まっている」と始まり、「酸素は肺で血液中のヘモグロビンと結びついて全身の細胞に運ばれ、脂肪や糖を燃焼する」、「脳内の酸素が不足すると、エネルギーを作る機能が衰えてしまう。酸素を吸うと頭がスッキリするのは、そういった脳の働きが回復するため」というような内容で、酸素の生理作用と酸素吸入の効用を混同した文章であるとの印象を受けます。
次に、「酸素の水」という記事が多数みつかりました。そもそも、酸素は水には極端に溶けにくく、「酸素を余分に含む水」の酸素量は嵩が知れており、しかもそれを「飲んで胃に入れても無意味」です。
ところが、これら「酸素の水」を推奨する内容の頁は数多く見られます。広告的なサイト以外にも、個人が運営するホームページ、ブログなど、他意はないにせよ、効果があるというような内容を何の疑問も持たずに伝えています。また、あるプロ野球選手が推奨している記事もあります。 超一流というわけではないけれど、ちょっと有名な選手であり、その影響力を考えると罪が深い!
酸素を吸っても意味がない
酸素吸入に関する真剣な議論を探したいのですが、概念自体が不真面目ですから検索でみつかりにくいのでしょう。ようやく、少しみつけました。
1つは、学生らしい方の「酸素バーの嘘」というタイトルの記述で、高気圧治療室へ実習に行って学んだことを述べています。これ自体は一酸化炭素中毒やガス壊疽の治療に使う医療機器です。そこで、教師から「酸素バーは効果が無い」と聞いた話として、こう紹介しています。
「酸素が血中に溶けるかどうかは、大気圧下ではほとんどヘモグロビンの飽和度(酸素に結合したものの割合)による。健常人はヘモグロビンの飽和度はほぼ100パーセントで、完全に飽和している。酸素を吸入しても、ほんの微量しか血中に溶け込むことができない。ちゃんと効果を出そうとしたら、装置による加圧が絶対必要になる(加圧すると気体は液体に溶けやすくなる」
続けて、結論としてこう述べています。「結局のところ、酸素バー程度の酸素吸入では血中酸素濃度を有効濃度まであげることができない。さらに、健常人に酸素投与を行った場合、血管の収縮が起こり余分な酸素が体に回らないような防御機構が働くらしい。この反応は、微量の酸素上昇によっても引き起こされる。このため、酸素バーで酸素を吸入することでも反応が生じて、血管が収縮し、脳や心臓などの各臓器ではむしろ軽い酸素欠乏状態となる」。
「酸素バーを体験して得られるリラックス感は、脳の活動低下や心臓の活動低下による徐脈(脈がゆっくりになる)によってもたらされている可能性がある。しかし、この程度の酸素欠乏であればとくに問題はないため学会としても口を挟まずにきた」との内容です。
酸素吸入の危険性
ある個人のブログにこういう文章が紹介してありました。「酸素療法がちょっとしたブームです。酸素バーが出来たり、スポーツ選手だけでなく会社員も疲労回復のために酸素カプセルを利用し……。コンビニでは、酸素入り飲料や酸素缶まで販売されるようになりました。ただ基本的に、健康な人にはそれほど必要ないのも事実。むしろ誤った使い方で、事故が起きることもあるため、FDA(米国食品医薬品局)は警告しています」
と書き、その後にFDAによる警告の英文が載っています。
大意は、「酸素吸入により、現在の病気が悪くなったり新しい病気になるなど思いがけない危険がある。酸素を加えた飲料を摂って作用があるとすれば、げっぷがでる程度のこと」と述べています。
また、すべて英文ですが、この元となるFDAのサイトへのリンクも記載されています。
日本の厚生労働省など公の機関には、これほど明確な態度を示したものがみつかりません。
一流新聞が馬鹿な態度をとり続けるだけに、「無意味だ」という意見表明だけでもすべきではないでしょうか。
言うまでもありませんが、肺や心臓の悪い方が酸素吸入するのは別問題で、こちらは明らかに利が大きく場合によっては是非必要なものです。
体は日々“錆び”ています!「活性酸素と老化の関係」
「同じ年齢でも若々しい人もいれば、老けて見える人もいます。人によって老化の度合いが違うのはなぜでしょうか? その疑問に答えるキーワードが「活性酸素」。いかに活性酸素の働きを抑え込むかが、老化のスピードをコントロールするカギといわれています。 この活性酸素と老化の関係についてひもときながら、錆びにくい体づくりの秘訣を探ります。 」
年々こんな変化を感じていませんか?
・白髪が増える。
・筋力が落ちてくる。
・物忘れが多くなった。
・胃がもたれるようになった。
・肌のシミシワが増えた
・視力が悪くなった。
・風邪をひきやすくなった。
・歯や骨が弱くなった。
こんな症状が出たら、錆びつきのサインかもしれません。
老化とは、体の中が酸化していく事
私たちは、呼吸によって1日に500ℓ以上の酸素を体内に取り入れているといわれています。その酸素を使って食事で摂った栄養素を燃やし、エネルギーを作り出していますが、この過程で取り入れた酸素の約2%分が強い酸化作用を持つ活性酸素に変わるといわれています。
もともと活性酸素には、その強い攻撃力で体内に侵入したウイルスや細菌を退治するという大切な役割があります。ところが必要以上に増えてしまうと、健康な細胞まで酸化してしまうため、老化の引き金になります。
近年の老化に関する研究で、専門家の間では「老化することは酸化することと同じ」といわれるほど、活性酸素は老化の元凶とみなされ、活性酸素から身を守ることの重要性が指摘されています。
始まりは細胞から、やがて様々な老化現象が
体の中では活性酸素によって細胞が攻撃されると、下図のように細胞膜の脂質が酸化して、細胞が栄養と老廃物の出し入れをスムーズにできなくなり、老朽化します。また、細胞の核の遺伝子が傷つけられて、細胞が変異したり、死滅したりします。さらに、活性酸素は血液中の“悪玉”と呼ばれるLDLコレステロールを酸化させ、動脈硬化を加速させて血管の老化を促進します。 数年前に比べると何となく肌のツヤがなくなった。ちょっと走ると息が切れる。そんな小さな変化は病気ではありませんが、細胞の酸化が進んで体内が錆びつき始めた兆候かもしれません。上図のような変化に心当たりがあれば、活性酸素に負けない体づくりがますます必要になっているサインです。
活性酸素は、さ呼吸以外も、まざまな要因でさらに増える。
活性酸素を発生させる原因は、呼吸だけではありません。紫外線、大気汚染、化学物質、電磁波、農薬など、様々な環境因子や偏った生活習慣が体内の活性酸素を増やすことが分かっています(下図)。
現代のライフスタイルでは活性酸素にさらされずに過ごすことは難しく、私たちは日々、活性酸素のリスクと向き合って暮らしているといっても過言ではありません。
しかも、体内の抗酸化力は、加齢とともに衰える
こうした活性酸素の攻撃から身を守るため、私たちの体には“抗酸化力”が備わっています。その中心が、活性酸素から酸素を奪い取って攻撃力をなくす「抗酸化酵素」です。
さらに、この抗酸化酵素の働きを助けているのが、食事などから摂り入れる「抗酸化成分」です。
体内で活性酸素が発生しても、こうした抗酸化システムがいつもしっかりとしていれば、体の酸化を防ぐことができます。つまり、細胞の酸化と抗酸化力のバランスがとれていれば、健康な体を維持することができるのです。
しかし、体内で作られる抗酸化酵素の量は加齢とともに減少します。その酵素の代表がSOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)で、毒性のあるスーパーオキサイドという活性酸素を無害化しますが、体内でSODを作る力それ自体は40歳前後から低下することが分かっています(右グラフ)。
それだけに、体外から抗酸化成分を補い、抗酸化力を高めておくことが重要です。
毎日の食生活で、しっかりと抗酸化力をつけよう。
いろいろな食品から幅広く
体内の抗酸化力を高める抗酸化成分として、よく知られているのが、ビタミンC・Eの抗酸化ビタミンと、βカロテンやトマトのリコピンなどのカロテノイド、さらに植物に含まれる色素や苦味成分であるポリフェノールです。お茶のカテキン、ごまのゴマリグナンなども、みなポリフェノールの一種です。
これらの抗酸化成分にはそれぞれ別々の役割と働きがあるため、日々いろいろな食品から抗酸化成分を摂取しましょう。野菜、果物、海藻、キノコ、豆類、種子やスパイス類など、偏らずに食べることが最も大切なポイントです。
長期戦にも、短期決戦にも
抗酸化力を支える抗酸化成分の中には、体内で作られる抗酸化酵素をサポートし、その働きを長期的に持続させる力をもつものと、活性酸素が発生すると素早く反応し、ダイレクトに働き除去する、短期で発揮する力をもつものがあります。
しっかりとした“抗酸化力”で体を守るためには、その両方を備えておくことが理想的です。
一つの成分で両方のちからに働きかけることができるのが、ごまに含まれるゴマリグナンです。
ゴマリグナンには、血液中の悪玉コレステロールの酸化を抑制して動脈硬化を予防する働きや、活性酸素が多く発生する肝臓の機能を増強する作用があることが、科学的にも実証されています。持続的に補給してあげることこそ、錆びにくい体づくりの秘訣なのではないでしょうか。
セサミンとビタミンEの相乗効果を
ゴマリグナンには、上記のような様々な抗酸化作用のあることが実証されていますが、単独の作用だけでなく、ほかの健康成分と一緒に摂ることで相乗効果を発揮する点も注目されています。
例えば、ゴマリグナンの重要な構成成分である「セサミン」と、抗酸化成分の代表ともいわれるビタミンEを同時に摂ると、ビタミンEの効果がほぼ倍増することが分かっています。セサミンとビタミンEを一緒に摂って、体内の抗酸化食生活で若々しい毎日を
酸素カプセル
概要
人間1人分のスペースのカプセルの内部に入り密閉を行い、加圧装置によって内部の気圧が標準気圧以上の、1.1-1.5気圧程度に加圧される仕組みの健康機器。機種によっては酸素濃縮機を備え、地球の大気に含まれる酸素の割合よりも酸素の比率の多い気体(空気)を内部に充填するタイプの機器もある。加圧された内部環境で横になって休息することで、上昇した酸素分圧を背景に肺胞から酸素を取り入れる効率を向上させるといわれ、疲労回復や血行促進に効果があるとされる[1]。通常より血液中に酸素が溶けやすくなる現象を、溶解型酸素の増加と表現する広告媒体がある。身体の細胞に行き渡る酸素量の増加と、効率的な供給がおこなわれるようになるといわれている健康機器である[2]。
現在日本国内で販売される健康機器としての酸素カプセルにおいては、その製品性能上、実際に内部に充満する気体の環境が、30%の酸素を含有する空気に相当する酸素分圧を超える機種は無い。カプセルの素材や剛性によって、「ハード型酸素カプセル」(金属製または樹脂製)と「ソフト型酸素カプセル」(特殊布製)に分類される。ソフト型は折りたたんで持ち運べることから、アスリートが大会などに持参するケースがある。これに対し、ハード型は主に業務用に使用されるために剛性が要求されるうえ、耳抜き支援システムやエアコン、テレビ、音響機器といった付加機能を追加することで快適性を高め、一般に価格はソフト型の約2倍ほどである[1]。
当初は大きなスポーツイベントの都度、活躍した選手の「秘密兵器」としてマスコミに取り上げられたり、水泳選手や陸上競技選手に愛好家が多いことから一般に認知されるようになった。こうしたためか、2012年度には岩盤浴、フットケア、ゲルマニウム温浴など19項目のメニューについて、20代から30代の女性に対する聞き取り調査では体験してみたいメニュー第1位に選ばれた。ただし、酸素カプセルは体感度は弱く短時間カプセルに入っただけでは、具体的な変化は分かりにくいという
歴史
- デビッド・ベッカム(サッカーイングランド代表)が2002年W杯直前に骨折し、出場は無理だと言われていたが、酸素カプセルを骨折の治療に使って復活を遂げたことが話題になり、「ベッカム(酸素)カプセル」と呼ばれるようになった。また、同時に「高濃度酸素部屋」を利用していたという説もある[3][4][5]。アスリートが治療や疲労回復のために用いるのが主流だったが、専門サロンなどが開店し、一般人も利用するようになった。
- 2006年には、斎藤佑樹投手が甲子園で活躍したころにこの健康機器を使用していたことが話題となったことで、2006年から2007年にかけてブームとなり市場が一気に拡大し、多くのメーカーが参入した[1]。
- 2008年のオリンピックでは、北京大会の直前に酸素カプセルがドーピングに当たるとの懸念から日本は自粛したが、後に他国では疲労回復目的に使用されていたことが判明した。この件では、WADAが酸素カプセルはドーピングにあたらないとの判断を示している。
- 2012年7月のロンドンオリンピックでは、マルチ・サポートハウスへの酸素カプセルの持ち込みが初めて許可された
作用と副作用
機器の加圧状況が安定気圧ステージにある酸素カプセル内部で、利用者が息こらえを行うと、その時間の延長化を実際に体感できる例が多い。この場合、カプセル内部の気圧が変化するステージで息こらえを行うことは避けるべきである。
水深3メートルの潜水を行った場合に身体に受ける圧力と同等の加圧によって、健常人に健康被害が起きることはないが、中耳の内圧を外部の気圧と平衡させる行為が必要になる。「耳抜き」と呼ばれ、スクーバダイビングにも必要な、耳管に通気をする技術である。酸素カプセルの内部で行う「耳抜き」は、顎を動かすか、唾液を飲み込むだけで簡単に行える人がほとんどであるが、個人差により、鼻をつまんで息を鼻腔内に入れるバルサルバ法という「耳抜き」のコツを要する場合がある。
一方、航空機内部の減圧状態(約0.8気圧前後が通常)によって、様々な健康被害が発生することは、航空機利用者に常識と認識され、航空会社も注意喚起している。
高気圧作用により体内に活性水素を発生させ、活性酸素を中和させることが可能[8]という意見がある一方、副作用としての酸素毒性は1.5気圧以上で散発的に見られ、1.75気圧を超えるとその頻度が増す活性酸素による影響などの指摘もある
参考資料